エンジニアとして5年目を迎えると、後輩の指導を任されたり、上流工程やリーダー業務を求められたりするタイミングです。
自分のスキルの壁にぶつかり「実は向いてないのでは」と焦りを感じる人も増えます。
結論からお伝えします。
5年目で「向いてない」と感じる原因のほとんどは、個人のセンス不足ではなく「現在の職種や社内環境とのミスマッチ」です。
今回はSE歴10年(うちSES約5年)の筆者が、なぜ5年目で「向いてない」と感じてしまうのかという理由と、キャリアを立て直すための現実的な手順を解説します。
この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。
SES・客先常駐も5年で、様々な現場を経験しました。
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
1. エンジニア5年目で「向いてない」と感じる3つの理由
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「自分はエンジニアに向いていない」と判断してしまう前に、まずは「5年間の実務経験があればどのような選択肢があるのか」を確認しておきましょう。
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それでは、なぜ5年目というタイミングで「向いてない」と感じてしまうのか、その理由を解説します。
① 求められる役割が「実装」から「設計・管理」へ変化するから
1〜3年目までは「指示通りにコードを書く・構築する」ができれば評価されました。
しかし5年目になると、要件定義や設計、後輩の指導やプロジェクト管理といった「抽象度の高い業務」を求められます。「コードを書くのは好きだが、調整や管理は苦手」という人が一気に壁にぶつかるのが5年目です。
② 周囲の「強いエンジニア」と比較してしまうから
5年もいると、後から入ってきた若手が急速に成長して追い抜いていったり、休日も自発的にキャッチアップしているタイプのエンジニアと自分を比べて落ち込みがちです。
ですが、それぞれ得手不得手があって当然です。
③ 会社の評価制度や案件の性質が合っていないから
例えば「ゴリゴリの開発案件」で成果が出にくくても、IT知識を活かした「社内SE」「PMO」「ITコンサル」などのポジションに移った途端に高く評価されるケースは多々あります。
「エンジニアに向いていない」のではなく「現在の役割・環境に向いていない」だけという可能性も高いです。
2. 筆者の実体験:5年目あたりの「停滞感」と「脱出」
ここで、私自身の体験をお話しします。
私もキャリアの途中で、いわゆる「デー子(大手IT・通信系子会社)」の案件に参画したことがありました。
そこではインフラからアプリ、開発、運用まで幅広くこなす「フルスタックエンジニア」としての動きを求められ、自分の守備範囲を超えた業務の連続にかなり困惑し、「自分はエンジニアとしてダメなんじゃないか」と激しく落ち込んだ時期がありました。
ですが、その後アサインされた大手自動車会社でのデータアナリスト案件で状況が一変しました。
器用貧乏な動きを求められる現場ではなく、しっかりと「データそのもの」と向き合い、分析や処理に集中できる環境へシフトしたことで、自分の持っているIT知識や分析の強みを生かすことができました。
自分が「向いてない」と感じていたのは技術力の問題ではなく、単にその案件で求められていたロール(役割)とのミスマッチという部分も大きかったと思います。
5年間積み重ねてきた実務経験があるなら、自分に合ったポジションへ軸を移動するだけで、驚くほどスムーズにパフォーマンスを発揮できるようになります。
3. 「向いてない」と感じる5年目が取るべき3ステップ
現状の違和感を解消し、自身の強みを活かせる環境へ移動するために、以下の3ステップを実行しましょう。
ステップ1:「技術の壁」なのか「管理・対人の壁」なのかを整理する
自分が何に対してストレスを感じているのかを言語化しましょう。「実装作業が苦痛」なのか、「不毛な調整や管理業務が嫌」なのかによって、目指すべきポジションは変わります。
ステップ2:エンジニアの「隣接ポジション」へ軸をズラす
開発から少し離れて「社内SE」「ITインフラ運用」「PMOアシスタント」など、5年間のIT経験をベースに戦える別の職種へ軸をずらしてみましょう。
開発現場では目立たなかった経験であっても、別の職種では「ITと業務の両方がわかる貴重な人材」として重宝されます。
ステップ3:転職エージェントで自分の「市場価値」を客観視する
「5年もやったのにこのレベルで転職できるのか」と不安な人ほど、転職エージェントを活用すべきです。
採用側から見れば「実務経験5年」という事実は、書類選考において非常に強いアドバンテージになります。客観的なデータをもらって選択肢を広げましょう。
まとめ:5年の実務経験は確かな武器!適切な場所を選ぼう
エンジニア5年目で「向いてない」と悩むのは、ご自身のキャリアに真剣に向き合っている証拠です。
5年間で積み上げたITの実務経験は、今後のキャリア形成において非常に強力な武器になります。
無理に苦手な領域で消耗するのではなく、自分の強みが生きる適切なポジションを選んでいきましょう。
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